どうも、一富士の杉山です。ここ最近は雨が続きますね。洗濯物には困るし片頭痛にもなるし花粉症の春と同じくらい憂鬱です。夏を飛ばして早く秋になってほしいです。梅雨の時期なので仕方のないことですが。６月初旬にあった台風２号からくる大雨で静岡県各地に大きな被害がありました。皆さんの地域ではどうでしたか？幸いなことに本牧場へ被害は無く、牧場の入り口が水没し裏口から出入する必要があっただけでした。
さて、この雨が牛たちにどのような影響を与えるかというと悪い方向に影響を与えます。雨になると大体霧出て、それが牛舎内に入ってくることでベッドが湿ってしまいます。ベッドは普段の牛たちが生活しているところです。ベッドの水分が高いと発酵が悪くなりベッド内の温度が低くなります。それによって乳房炎の原因菌が増えやすい環境になってしまいます。これから夏に向かって気温も上昇し蒸し暑くなってより乳房炎の危険性が上がります。また、掃除の為にベッドに上ったホイールローダーによってできた轍に牛がはまったりひっくり返って起き上がれなくなったりする危険もあります。
対策としてベッドにオガ粉やウッドペレットを撒いて水分の調整していますが、それらも非常にコストがかかるのでよく考えて使う必要があります。また、ロータリーをかけて攪拌させてより効果を高めています。
どうにか工夫をしてこの梅雨から夏を乗り越えていきたいです。従業員一丸となって頑張っていこうと思います。それではみなさんさようなら。