こんにちは!
一富士農場の長谷川です。
梅雨が明け富士宮でも夏本番です。
気温も急激に暑くなり日中は30℃を超える日が連日続いています。
一富士農場のある朝霧高原では、まだこの時期朝夜の気温が25℃以下まで下がるため助かってます。
朝夜しっかり休んで日中の暑さによるダメージを少しでも回復してくれると良いですね。
また、今年はコロナの影響による海上輸送の混乱により輸入牧草の質がなかなか安定せず、春から乳量が落ち気味です。
棒グラフが出荷乳量で線グラフが平均乳量です。
気候の良い3、4、5月でも乳量が伸びず、この夏を迎えています。
分娩頭数は6月まではほぼ前年並みでしたが、8月9月は非常に多くの分娩が控えています。
現在はこの多くの分娩予定の牛が乾乳期に移行し搾乳頭数が減少しています。
その状況に加え暑さにより約1kgくらい平均乳量が落ち、今年に入って一番乳量が少ない状態となってます。
上の図は繁殖の成績ですが、昨年の夏は梅雨明けが遅く8月に入りようやく日中の気温が30℃を超えてきました。
そのタイミングで受胎率が急激に落ち込んでいるのが良く分かります。
今年は7月中旬から30℃を超えてきているので、落ち込みが早いのではないかと思っています。
上記のように乳量や受胎率がこれから厳しくなる状況ですが、8月9月の分娩集中をしっかりケアし気温が落ちてきたところで上向けるようにしっかり牛の観察をしていきたいと思います。
とにかく夏は牛にとっては早く終わって欲しい厳しい季節ですが、ダメージをすこしでも少なく乗り切れるよう従業員一同頑張っていきたいです!