一富士農場の高橋です。
東海地方も梅雨入りし最高気温が25℃を超す日も出て、ジメジメムシムシとした日が続いています。朝霧高原の名にもあるように一富士農場ではこのころから霧がよく出ます。
それに伴って注意しなければいけないのが飼料のカビです。
牛には様々な種類の乾草や発酵飼料を混ぜて給与していますが、気温や湿度の上昇に伴ってすぐにカビが生えてきてしまいます。
カビの出す毒素によって牛の消化管がやられて最悪死亡してしまうこともあるため、カビ吸着剤を飼料に混ぜています。
それだけでなくカビている部分を取り除いたり、カビないように乾草にビニールシートをかけたり、乾草や発酵飼料を置く壁や地面や牛が直接飼料を食べる場所を
定期的に削って綺麗にしたりといろんな対策を講じてやる必要があります。
↑オカラ粕からなる発酵飼料 開封時カビがあれば取り除く
↑乾草 表面がカビ始めたらビニールシートをかける
↑発酵飼料置き場
↑乾草置き場
↑採食場
半田に比べると一富士農場は富士山の麓にあるため夏場は涼しいほうですがそれでも10月くらいまではカビに気を付けなければいけません。
搾乳や繁殖、分娩、健康とすべてのことにエサが係わってくるので頑張っていきます。