どうも、一富士農場の杉山です。
富士宮は、朝晩は15度近く低くなり肌寒く日中は20度位の気温で人間も牛も過ごしやすい季節になったと感じます。
さて今回は、少し前の話になりますが、この夏に導入した乳頭洗浄機の話をします。導入前の一富士農場のパーラーでは、前搾りの後にタオルを使って清拭をしていました。
まず、乳頭洗浄機とは、その名の通り乳頭を自動で清拭してくれる装置です。
この装置のタオル清拭との違いは大きく分けて以下の2点です。
・作業者の技術に左右されずに乳頭・乳頭口を清拭できる。
・柔らかい素材のブラシで乳頭を傷つけることなく清拭しマッサージ効果も期待できる。
乳頭洗浄機はとても良い物ですが、一部使い勝手が悪いと思いました。
・乳頭洗浄機の形に合わない乳頭では、期待値通りの効果を発揮できない。
・パーツの交換に手間がかかり、自分はできてもベトナム人研修生ができない。
乳頭の大きさ形は、牛によって少しずつ異なります。一富士農場の大半の牛は問題なく使用できるのですが、とても大きな乳頭の個体もいます。上の写真の穴よりも大きな乳頭の牛に無理に使用すると各パーツに負荷がかかり乳頭の一部だけしかきれいになりません。
そんな牛の時は以前通りにタオル清拭を行います。多少面倒ですが、その方が牛にも人にも機械にも良いです。
以上、乳頭洗浄機の話でした。
最後に、乳量アップ目指して機械以外のことも発展させてより良い農場になってければと思います。